外出記録

ライブの感想とかを書きます。個人的な備忘録です。

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シン・エヴァンゲリオン劇場版:||

8年と少し前、高校1年生だったぼくは、土曜日の補習の後、そそくさと映画館へ向かい、Qを見た。

 

それは初日の3回転目くらいで、ネタバレもほぼなく見たぼくは圧倒され、そして、困惑した。

 

序・破とエンタメ寄りだったはずの新劇場版が、明らかにハンドルを切ったことが、エヴァ素人にも分かった。

 

その思いのままに、多感な16歳はブログを書いた。

 

そして、大学生のころには最終作が見れると思っていた。

 

気づいたら、浪人した上に社会人になっていた。

 

もうすぐなくなる、8年と少し前と同じシアターの、少し当時よりは後ろの席に腰掛けてみるシンエヴァは、ぼくのなかでのエヴァンゲリオンの、終劇にふさわしいものだった。

 

 

エヴァンゲリオンは徹頭徹尾家族の物語だった。だからこそ、トウジと委員長は結婚したのだ。加持さんとミサトさんは結婚したし、子供がいたのだ。ケンスケは変わってなかったが、だからこそシンジを立ち直らせることができたのかもしれない。ただ、彼にはアスカがいた。

 

てかトウジ生存ルートだったんですね。まあ破でハズレ引いてましたしね。破時点でトウジが死んでいるのであれば、Qでサクラが何かしらのアクションをしているはずなので。

 

父ゲンドウ、母ユイ、子シンジの、少しいびつな家族愛の物語だった。

 

結局オチはコミック版と同じ路線だったと思う。彼ら彼女らの、未来をぼくらに見せたのだ。

 

21世紀のエヴァンゲリオンは、ここに終着するのだろう。

 

 しかし、それはコミックとは違った。まあ同じであれば、きっとなにかしらの失望をしていたのだろう。

 

てか全員人外になってるの何なんだよ。ビビるわ。呪いどころの騒ぎじゃねえじゃねえか。アスカの目からなんか出てくるのビビったし、アスカいっぱいいるのウケた。だからこそ式波だったのかもね。敷波は綾波型の2番艦なわけで。

 

あと2021年の技術で作画されるデカ綾波こわいわ。不気味の谷だわ。家帰ってきてからシャワー浴びるとき目を閉じれなかったよ。

 

エヴァを見て、終わりまで見られて、それをエヴァだったなあと思えることは、幸せなのかもしれない。しかも、同じスクリーンで。

 

 

さらば、すべてのエヴァンゲリオン、概念かと思ってたら物理で少しウケた。