変数II
相対性理論 presents『変数II』
2019/04/30@恵比寿ザ・ガーデンホール
平成最後に、時代を超越するプロジェクト、相対性理論を体験してきました。
恵比寿は初めて行きました。雨に濡れながらガーデンプレイスへ。帰りに気づいたんですけど、濡れずに行けるルートもあったんですね……。
アホみたいな整番のチケットが手元に来ていたので、早々に入場。荷物を預けてドリンクを変えてもめちゃめちゃ前でビビり散らかしてしまいました。オルスタの前の方なのに、大きなカバンを持っている人がいたり、待ち時間も本を読んでいる人がいたり、文化の違いを感じました。男女比は1:1くらいで、年齢はさまざまという感じでした。
開演5分前くらいから機材の最終チェックが始まり、注意事項のアナウンスが入り、開演を10分と少し過ぎたころに、紗幕が下りたその向こうのステージに相対性理論が現れました。
Neo-Futureからスタート。紗幕はスクリーンで、そこにレーザー光やジャケットの少女が映る。その向こうに、やくしまるえつこ、そして相対性理論がいる。FLASHBACKでは、その曲名の通り、ステージがフラッシュの点滅に包まれる。天地創造SOSは、歌詞の通りダイヤル式電話機を使った演出。「またね」と受話器に向かって話すと、此岸と彼岸の境界のようなスクリーンが落とされました。救心を歌い、水をゆっくりと飲んでMC。
「礼はいりません。相対性理論presents、変、数、Ⅱ」
両手にケルベロスのパペットをはめてケルベロス。ケルベロスって言葉のステレオタイプなイメージを持っていると、この曲調を書けるのは天才としか言えなくなります。たまたまニュータウンを歌い、水をゆっくりと飲んでMC。
「バイバイする?それとも、ワイワイする?」
品川ナンバー。見送るあなたにバイバイ。ふしぎデカルトでは、大きな袖のようなものをつまみ、おばけのような雰囲気。放課後ディストラクションはソロ名義ですね。ウルトラソーダが好きすぎる。キッズ・ノーリターンを歌い、水をゆっくりと飲んでMC。
「気になるなら調べる?相対性理論」
気になるあの娘。気になるあの娘だ!!!!!!!!!!気になって調べてもわりと普通ということでしょうか。痙攣したかったですがさすがに自重。そしてミス・パラレルワールド。シンクロニシティーンとかいう名盤。
「お友達を紹介します。まりんさん、前へ」
下手からまりんこと砂原良徳氏が登場。Ballet Mécaniqueとわたしは人類を共演。道理でエウレカセブンの花があったわけです。
「またね」と一言を残して退場。
しばらくして再登場。おやすみ地球と元素紀行。元素紀行がアンコールラストのライブ意味が分からな過ぎる。
「グッバイ平成」
やくしまる氏は赤いドレスにティアラといういで立ちで、曲によっては手にdimtaktを持ったり。ステージには2台のラップトップやYXMR Ghost “Objet”、譜面台、ローソファなどが置かれていました。
体を揺らしたりする人はあまりおらず、オルスタとは思えない別世界のようなライブでした。譜面台をステージに置き、歌詞を見ながら歌うというのは、勝手に考えていたやくしまる氏のイメージ通りだったので感動さえ覚えました。MCが一言だけというのも知ってはいましたが、実際に体験するととんでもないですね。永井さんは歯でギターを弾いたりもしていて、やくしまる氏と静と動というか対比的で面白かったです。レーザーやYXMR Ghost “Objet”などの演出はちょっと後ろの方が見やすかったんでしょうか。
相対性理論という“環境”に身を投じる、というイメージを持ったライブでした。
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