417の日
平成三十一年度 417の日
2019/04/17@習志野文化ホール
年に一度の奇祭、417の日にとうとう参加してきました。
物販があれになってると聞いたので、その辺をふらふらして時間潰し。津田沼が想像の8倍くらい街でビビってしまいました。
程よい時間になったので会場へ。席が微妙だな~と思ってたんですけど、会場自体のサイズもあって割と見やすい感じがしました。木が多用されてて綺麗なホールでした。開演前BGMは本人チョイスで、こういう曲からこのアルバムが生まれたのかと納得感がありました。19時ぴったりに消灯して開演。
まずはホラーゲームっぽい映像から。たぶん元ネタあるんでしょうけどわかりません。もしかしたらないのかもしれません。そのまま1曲目のシャボン玉/モーニング娘。に。まさに『愛する人は~?417だけ~!!!!』ということですね。歌い方が原曲より低音を強調した感じだったので、ホラーっぽい感じからシームレスな印象を受けました。
MC。「アルバム発売日だからキャパを大きくした」「開演前BGMでテンション上げてた」「差し入れにいちごがあった」みたいな話でした。あとは「仕事の人~?」「学校の人~?」といった出席確認がありました。割と有給取ってる人が多かったですね。衣装は物販のTシャツに色違いのチェックを組み合わせたロングスカートでした。
こうして夏川椎菜さんによる悪ふざけの幕が上がりました。
2曲目はぬけがら/aiko。MCでは「もともとaikoが好きで、ちょうどぬけがらってタイトルの曲があったから」という感じの話がありました。好きなだけあって、ちょっと歌い方がaikoっぽい気がします。MR05でも歌ってましたね。そのまま3曲目の丸の内サディスティック/椎名林檎に。椎名林檎だ!!!!!!417は椎菜で椎名だ!!!MCでは「椎名林檎は難しいから避けてきた」という感じの話がありました。キーがひとつ上がってた気がしますがどうでしょうか。
弾むように水を飲んでMC。「あんまり歌わないような曲を歌ってみた」「今日はログラインの発売日。初めてにして最高のアルバムになった」「アルバムを作る過程でいろいろなクリエイターと関われて、曲に対する想いを聞いた。でも、そのクリエイターの想いはみんなに伝わることが無い」という話がありました。そしてクリエイターインタビューの映像に。
ワタナベハジメ「パレイドを書き上げたとき、この曲を歌わせていいのか、背負わせていいのか。つらくなるのでは?と思った。でも、本気さが見えた」
SHIBU「『遊び心』という発注を受けたけど、暗さを引きたてた。詩先で、攻めた作詞をした」
田中秀典「ファーストプロットは背中を推せる、応援歌のイメージだったけど、本人が書いてきた歌詞を見たら応援歌だけど切ない、ネガティブが隠れている感じだった」
川崎智哉「ライブで使えるわちゃわちゃした曲で、ベースもギターもゴリゴリにした。携われてうれしい」
417P「ファーストプロットは初稿全ボツ食らいました」
という感じのインタビューからチアミーチアユーに。間奏のベースを浴びて世界になりました。生バンドでやってほしい……。オタクも歌うので歌詞を覚えましょう。
インタビューの続きに。
菅原拓「変なところは残すようにした」
大里正毅「一種、私にとっての代表作となった。自分の想いを詰め込めた楽しいレコーディングだった」
山田竜平「エモーショナルな曲。ちょっとした闇感が爆発するようにした」
川口圭太「ファーストプロットはファンタジーかつロックな曲で、バランスが大事だと思ってた。でもどちらも全力で出てきて悩んだ」
かどしゅんたろう「デモの音源からめちゃくちゃにしたのを喜んでくれた。アーティスト性を感じられた」
417P「好きなものに寄せてる。ファンキーでゴリゴリでズンズン」
という感じのインタビューからステテクレバーに。ありえないくらい好きです。1番は跳びポに自信が持てなかったのですが、だんだん跳ぶ人が増えてきておもしろかったです。跳びポに真剣。
インタビューの続きに。
高阪昌至「ロングトーンを大事にした」
清水哲平「ミディアムテンポだから繊細に。でも、わかりやすく、引っ掛かりもあるように」
HAMA-kgn「イエローフラッグは遊び心。変な音もする」
417P「カラフルなアルバムで、方向性がそれぞれの曲で違う。本人も変な色の服着てたり、カラフルでうるさいのが好き」
という感じのインタビューからイエローフラッグに。振りも旗を振るような動きがありましたね。そのままファーストプロットを歌い、「またどこかでお会いしましょう」と言ってインタビューの続きに。
夏川椎菜「MVに出る夏川をストーリーテラーにしたかった。暗い印象にはしたくなかった。明るい雰囲気で」
松井祥子「彼女の頭の中にある椎菜ワールドがとても具体的。その世界観に合わせる」
黒正憲司「プロットをもらって、世界観の広がりを意識した。リード曲なので、プロモーションではなく本人のことが伝わるように作った。見る人がそれぞれに考えられるように」
夏川椎菜「わがままな自分を見つけて、聞いてもらって、好きな自分を見つけられて、真剣に向き合えたアルバム」
映画のエンドロールのような映像が流れ終演……というわけにはいかないのが417の日。「ひよこたちは痛めた喉をいたわりながら、現実に戻っていく。はずだった。」というナレーションの映像が流れ、特報。1stツアー〈プロットポイント〉発表。ライブはやるだろうなとは思ってましたが東名阪+千葉のツアーとは。千葉県文化会館は初日にしたかったけど土日は取れなかったそうです。
「いろんな人のいろんな想いが詰まったアルバムになりました」といった言葉があって、「417の日、万歳」をやって、挨拶があって終演となりました。
ログラインがすごいアルバムなのはわかっていたんですが、実際生で聞くとありえないですね。全曲聞けたわけじゃないので、ツアーで聞けるのが楽しみです。クリエイターインタビューも、オタクが求めているもの(少数派かもしれないけど)をわかっているな~という感じでした。半年後のことは何もわかりませんがなんとか行きます。
ステテクレバーに墓標をたててる
— ステテクレバーの跳びポ (@zikan_radio) April 17, 2019